鳥見の時は、同じ外套を着るようにしている。意味がないとは思うが、危険でないカメラマンとして認識してもらいたいという思いだ。覚えてもらえば寄れるからね。春になると、カップルとなり警戒心が強くなる。
大人が近づくよりも子供が近寄る方が、カワセミは逃げる確率が高いような気がする。予測が付かないというのを敏感に察するのか。
近所の川辺は、人工的な止まり木が全くないので、必然的にいつも追っかけることになる。「野鳥を追いかけ回すのは止めよう」と教科書には出てくるけれども、市街地の公園にて定位置で待機していると 無数の来園者がカワセミのお気に入りの場所を通っていく。ほとんどの人は、全くカワセミが視界に入らない。だから、その度にカワセミは逃げていく。しばらくすると、戻ってくる。人間に追い立てられるのは市街地のカワセミの宿命だね。その代わり、烏や鷹は近寄れない。
変なおっさんが、カメラをぶら下げてじっと待っている側を何がいるんだという目つきで来園者は通り過ぎていく。中には、「梅の花の側でカワセミが来てるよ」と指さ してくれる御仁も居るのだが、「あと10分も来ればここに来ますよ」とは言わない。そんな会話の合間に、彼女は飛来してきた。もちろん、御仁には見えな い。犬も気付かない。
撮影地:藤沢市
2010:01:24 10:46:30 OLYMPUS E-520
800x600(4:3) 1/320秒 F7.1 ISO100 0.3EV WBオート 300mm 露出 絞り優先
つかの間 じっとしていたが 次の来園者がやってきたため 私の側を飛び去っていった。ここでは、私が追い回しているのだが、彼女にはそれほど嫌われてない。
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