役所の帰り、Blog検索からカワセミ飛来情報が記載されていた公園(横浜某公園)に出かけてみた。ここの公園は単純に駐車場が利用できるということだけで 仕事帰りに寄れる場所であるから ダメ元で構わないという軽い気持ちで候補とした。平日だし、超望遠のバズーカ砲軍団もいないだろう・・・
人工池(造成池)デビューの第一印象は 「これだけ・・・」
しかも、池の淵から止まり木まで約7m。私のコンデジと腕じゃ 写せないな。
里山というものは人間が手入れを継続させて初めて 成り立つものだと十分理解している。だから、公園の管理下にある池や樹木が完全な自然ではなく 里山の一種であるというのも納得している。
ただ、池を見るにあまりにも 狭く水量が少ない。夏場は、枯れてしまうのではないかと思うほどである。もちろん、谷戸の一角に水をせき止めているから 絶えず雨が降りさえすれば水量は一定なんだろう。
狭くて箱庭のような池に明らかに翡翠専用の止まり木が設置されている。有志の方々が、池や公園内の清掃を行い その過程や交渉で止まり木設置が役所から許可されているとしたら 止まり木の存在は賞賛に値する。何もしない私がとやかく言う問題ではない。それでも水中から突き出た止まり木はカワセミ以外は利用しないわけで この池は自然観察の池とはいえ 結果的にはカワセミ園(翡翠ワンダーランド)なんだな。
四六時中 狭い池の周りを絶えずWalkerが歩いている中で この止まり木にカワセミがやってくるということが、河原のカワセミしか知らない私には理解しがたかった。現に撮影隊は居ないし 人も犬も途切れない。カワセミ園というより お犬パークかとぼやきながら コスモス花壇のシジュウカラを追っかけたりしていた。
1時間は経ったかな、小腹の空きに スナック菓子でもと思った矢先に カワセミが飛来(中央木立)する。「どこから飛んでくるんだ」と独り言を言いながら 淵縁でカメラを向けると 目障りだったのか 簡単に飛び去ってしまった。今の条件下で飛来するんだと納得したので きちんと三脚を立てお茶を飲み小休止しながら待っていると 再飛来した。池では当たり前なんだろうけど、飛来する場所が分かっているのは無駄がなくていい。「楽じゃん」と軽口を叩いたが、実はそこから焦ることになった。
立ち木に止まり そして捕食のためにダイブした。生憎の曇天であたりは暗くなり 立ち木の背景は黒めの岩ですこぶるファインダーが暗い。補正を+2にしたところで SSは1/60にもいかない。しかも、7m先だから ISO400でもぶれるし ピントが外れるし 画質はアンダーそのもの。少しは絵になる記録がシャッターを押せども 出来ないのが分かって気持ちが沈む。背景を明るめの草にすればもう少しブレはなくなるけど 距離が遠くなる。ダイブしてまた立ち木に戻ってくる行動を見ながら 影絵のような記録しか残せなかった。
16時以降は、コンデジのAFを信用してはならない。かといって、私のMFはもっと当てにできない。どうしたらいいものか。7m以上寄れないので、ここには回数勝負で通うしかないのかも。平日の午前中ならどうだ・・・
葦原の岸にある止まり木は、すこし明るかったので 写真というよりイラスト絵のような記録は残せた。
OLYMPUS E-520 超望遠600mmキット の価格は未だ 8万円台。年内は変動ないかもね。できれば、7万円台に値段が下がって欲しい・・・
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