上高地徳沢の旅館で登山客ら62人が食中毒 調理停止4日 (信濃毎日)
旅館や山小屋が飲食店舗である以上、食中毒になってしまうという恐れは常にある、。ただ、食材の管理と料理人の衛生管理をすれば集団食中毒にはならない。オーナーや厨房責任者が注意を怠ったのが100%原因である。
基本的には、車中泊、テント泊 天候や体力的不都合の場合のみ 素泊まりである私は ロッジ等での食中毒には無関係である。代金を支払い 体力的には全く問題がないはずのところ 貴重な時間を奪われて 踏んだり蹴ったりだな。
厨房関係の方々、食材の管理はしっかりと!
登山客56人と従業員6人の計62人がウェルシュ菌による食中毒になったと発表、同施設に16日まで4日間、調理部門の営業停止を命じた。・・・6日午後11時ごろから7日にかけて下痢や腹痛の訴えが相次ぎ、同保健所などの検査で利用客と従業員の便から菌を検出した。夕食はホワイトシチュー、がんもどきと野菜の煮物、チャーシューサラダ、コロッケなどだった。
ウェルシュ菌 (東京都福祉保健局健康安全室食品監視課 参考)
肉類、魚介類、野菜およびこれらを使用した煮物が最も多い。
発生原因施設は、他の食中毒と同様に飲食店、仕出し屋、および旅館などであり、提供される複合食品によるものが多い。また、学校などの集団給食施設による事例も比較的多くみられ、給食におけるカレー、シチュー、スープ、麺つゆなどのように、食べる日の前日に大量に加熱調理され、大きな器のまま室温で放冷されていた食品に多い。
『加熱済食品は安心』という考えがウェルシュ菌による食中毒の発生原因となっています。逆に、家庭での発生は他に比べて少ないことが特徴的です。
人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布し、ボツリヌスと同じ酸素を嫌う嫌気性菌です。
また、家畜(牛、豚、ニワトリ)などの糞便や魚からも本菌は検出される。食品では、特に食肉(牛、豚、鶏肉など)の汚染が高いようです。
この細菌は熱に強い芽胞を作るため、高温でも死滅せず、生き残ります。したがって、食品を大釜などで大量に加熱調理すると、他の細菌が死滅してもウェルシュ菌の耐熱性の芽胞は生き残ります。
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