5年ほど前に集合住宅ながら、自宅を購入した際にも「オール電化住宅」なんて 選択肢はなかった。
そもそも、
原油の枯渇はいつなのか
超高層住宅って結局歩いて昇降できるのか
トイレの水は、最悪でも川や海から持ち運べる距離なのか
地震に強い地盤なのか
ということを考えると、オール電化なんて選択できなかった。ましてや、電気が止まれば水道も使えないところに居を構えた私ども一家は、将来も現在のまま住んでいてよいものかと 今更ながら思案する。
クリーンでない原子力を映像で見ながら、ケセラセラとはやり過ごせなさを ひしひしと感じている。
オール電化住宅、普及裏目…原発2基分の消費増 Yomiuri
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110323-OYT1T00569.htm?from=main2
今後は「エネファーム」だけが一人歩きするわけでもなく、要は有効なエネルギーを折衷して使うしかないんだよな。
東京電力が、給湯や調理などすべてを電気でまかなう「オール電化住宅」の普及を推進してきたことが、今回の電力不足に拍車をかけている。
この3年間で戸数が倍増し、最大で原子力発電プラント2基分にあたる約200万キロ・ワット分の電力消費能力が増えた可能性がある。東電は、東日本巨大地震後、計画停電をせざるをえない状態で、オール電化の普及策は抜本的な見直しを迫られている。
東電によると、管内9都県のオール電化戸数は2002年3月末時点で1万3000戸だったのが、08年3月末に45万6000戸になった。10年末には85万5000戸に倍増した。「原子力は発電時に二酸化炭素を排出せず、地球温暖化の防止につながる。省エネにもなる」とアピールし、電気料金の割引を適用してきたが、急速な普及策が裏目に出た形だ。
(2011年3月23日14時42分 読売新聞)
「オール電化」を選択していない我が家でも、電気は必要なのだ。昭和の暮らしに戻せても、電気がなければ水も汲めない住宅に住んでしまったら、電気自動車なんてどうでもいいやと思えてきた。
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